遊休地に太陽光発電システムを導入するにあたって多く寄せられる質問をピックアップ!
太陽光発電システムの寿命はどれくらいですか?
複数の機器から構成されているため、一概には言えません。
太陽光発電システムは太陽光パネル以外にも複数の機器から構成されており、機器によってその寿命は異なってきます。
太陽光発電システムは故障が少ないシステムで、耐久性にも優れている機器とされています。 政府は減価償却する際の基準値として法定耐用年数を17年と定められていますが、これはあくまで基準値に過ぎず、実際の寿命は20年以上に及びます。
これはメーカーのモジュール出力保証が20年や25年といった期間であることからも分かる様に 経年劣化による出力低下はあるものの、それだけの期間は継続して使用できるということの裏返しであると言えます。
以下は、産業技術総合研究所と筑波大学が行った「各種太陽電池の長期曝露試験による出力劣化特性評価」を基に、 太陽光パネルの種類ごとの経年劣化による出力性能低下率を図にしたもの。
産業用の分野では、この経年劣化に加えてPID現象のリスクも介在しているため、太陽光パネルの選定時には製品の初期特性を予めチェックしておきたいところです。
太陽光パネルと同様に重要な働きを担っているパワーコンディショナの寿命については、経年と共に半導体に不具合が発生すると言われています。 そうなると基板の取り替えやパワーコンディショナ自体の交換が必要となるため、寿命はおよそ10年前後と計算するのが一般的です。