土地を借りる
どのくらいで投資回収できるの?
2012年に固定価格買取制度がスタートしたこともあり、太陽光発電事業の採算性は確立されました。 システムの市場価格も年々低していることから、およそ8年から10年ほどで初期投資費用を回収することができるといわれています。
システム容量によっては大幅に価格が変わることもありますので、 予算に応じて投資回収を意識したシステム設計を依頼しましょう。
システム容量は大体どのくらい?
土地面積に対する大まかなシステム容量(kW)は下記の通りです。
㎡×70%=概算設置面積(㎡)
概算設置面積(㎡)÷1.6㎡(パネル概算面積)=設置枚数
設置枚数×240W÷1000=概算システム容量(kW)
発電事業者の留意点
太陽光発電事業は20年間という長期に渡り発電を継続させるものです。発電を開始した時と20年後の発電量とでは当然相違があり、発電量が毎年1%ずつ落ちていくと仮定した場合、 20年後では20%下落。すなわち発電量は約80%まで落ち込むことを想定しておく必要があります。
また、パワーコンディショナなどの電気機器は太陽光パネルと比較して故障しやすく、20年間のうち1回は交換することも視野に入れておいた方が良いでしょう。
太陽光発電のシステム導入費を抑えることはもちろんですが、設置に伴う付帯費用(土地造成費、金網など設置費用、土地賃借料)も予め計算に入れておく必要があります。
環境保全としての太陽光発電
地球温暖化が世界各国で深刻化する中、風力や太陽光といった自然エネルギー使用によるCO2削減の機運が高まりつつあります。
日本国内においては、東日本大震災をきっかけとする脱原発の流れから、一般住宅のみならず産業用や遊休地を利用した太陽光発電の裾野が広がってきています。
太陽光発電は極めて無公害に近いシステムである上、安全性においても申し分なく、環境保全活動として大いにPRできる事業であると言えます。