遊休地に太陽光発電システムを導入するにあたって多く寄せられる質問をピックアップ!

太陽光パネルが影に覆われるとどのような影響がありますか?

その部分が電気抵抗となり、発電量が低下します。

太陽光発電システムは、太陽の光エネルギーを受けて発電する仕組みであるため、 影などに覆われて十分な光量を得られない場合は、もちろんのことながら発電量は低下することになります。

太陽光パネルが影に覆われた場合、影が差し込んだ分だけ発電量が低下するというわけではなく、その影響はシステム全体の発電量に影響します。 太陽光発電システムの構成上これは仕方がないことであるため、施工段階で先に受光障害となる要素を解決しておくことが重要と言えるでしょう。

最も普及している結晶シリコン型太陽光パネルは、セルとセルをそれぞれ直列で接続することで必要な電流・電圧を得られるように作られているため、 仮に一枚のセルが完全に影に覆われたとすると、理論上その部分が完全な電気抵抗となり、発電量はゼロとなります。

影による発電量への影響

一般的な72枚のセルから構成される太陽光パネルは、3つのサブストリングから構成されており(セル24枚で1サブストリング)、 サブストリングはそれぞれ1個のバイパスダイオードで保護されています。

パネルの一部が影に覆われた場合は、その部分を含むサブストリングをバイパスすることでシステム全体の発電量低下といった事態を免れているのです。

太陽光パネルのバイパスダイオード

しかし、天候を原因とせず長期にわたって発電量が低下している場合はパネルの故障などが疑われるため、 こうした異変に気付くためにも普段から発電量のチェックを行っておくことが重要となります。

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