遊休地に太陽光発電システムを導入するにあたって多く寄せられる質問をピックアップ!

くもりや雨の日の発電量はどうなりますか?

発電量低下などの影響が出ます。

太陽光発電は太陽の光エネルギーによって発電する方式であるため、天候が悪い日など日射量が十分でない環境下では、当然のことながら発電量に影響が現れます。

実際に快晴時の発電量を100%とすると、曇りの時は40~60%、雨天時では12~20%程度まで落ち込み、雪の場合はほとんど発電しないと言われています。 光が届くわずかな積雪量であれば、太陽光パネルが持っている熱による融雪作用が期待できますが、光が届かない程の降雪量であれば当然ながら発電は不可能となります。

そのため、積雪地域では傾斜角度を大きくしたりなどの対応が必要になる上、太陽光パネルも積雪地域に対応しているかどうかを確かめる必要があります。

季節によっても発電量は変化します。
下図は産業技術総合研究所(AIST)が発表した結晶シリコン型太陽光パネルの発電データをグラフ化したもので、 このグラフによると日照時間の短い冬場は発電量がいまいち伸びず、春先から夏前にかけて最も発電量が多くなっていることが分かります。

年間発電量の推移

また、最も多くの日射量が期待できるであろう真夏の発電量がいまいち伸びを見せていないこともグラフから伺えます。 これは、太陽光パネルは高温になることで出力が低下するという特徴が原因とされており、特に結晶シリコン型太陽光パネルはこの影響を顕著に受けます。

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