遊休地に太陽光発電システムを導入するにあたって多く寄せられる質問をピックアップ!

公称最大出力とモジュール変換効率の違いは何ですか?

変換効率とは、太陽光パネルが光を受けて発電する際の出力特性を示す値のこと。

太陽光パネル及び太陽光発電システムの最大出力とは、それらが発生させうる最大の電気の最大量を示す値で、ワットやキロワットといった単位を用いて表されます。 この数値が大きい程よりたくさんの電気を作れるということになります。

太陽光発電システムの最大出力(設備容量)は太陽光パネルの枚数によって決定され、 例として250Wの太陽光パネルは200枚用いたシステムの場合、そのシステムの最大出力(設備容量)は50kWになるということです。

最大出力は大きいものに越したことはありませんが、太陽光パネル自体の面積が大きいために、それ相応に出力も大きくなっているという製品も少なくないため、 実際のレイアウトを考える上で支障のないサイズかどうかを確認しつつ、検討を進める必要があるでしょう。

一方でモジュール変換効率とは、太陽光パネルが受けた光エネルギーのうち、どれくらいを電気エネルギーに変換できたかを示す値になります。 この数値が大きい程、効率的に発電することが出来るということで、太陽光パネル1㎡あたりの変換効率を表したものとなっています。

変換効率は、以下の計算式で求められます。

(出力電気エネルギー(W))÷(太陽光エネルギー(W))× 100

ある太陽光パネルが100W/㎡の光を受けた際に15Wの電力を発電した場合、その太陽光パネルの変換効率は15%になります。 同じ設置面積、日照条件下においては、変換効率の高い太陽光パネルの方がより多く発電するとされており、その太陽光パネルの性能を推し量る際によく用いられます。

また、モジュール変換効率の他にセル変換効率というものもあり、これはセル一枚あたりの変換効率を示す値となっていますが、こちらの数値はあまり参考にすることはありません。

モジュール変換効率とセル変換効率の違い

最大出力と同様、変換効率も高いものに越したことはありませんが、変換効率の高さとパネル価格は比例する傾向があるため、注意が必要です。 面積の限られている住宅屋根に設置する場合は変換効率の高いものが選ばれる傾向にありますが、 遊休地での太陽光発電事業においては最もコストメリットの得られる製品を選ぶことが重要となってきます。

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