太陽光発電事業用地の賃貸借料はどのくらいですか？

現在、遊休地の活用法として発電事業者に土地を貸し出すといった手法もスタンダードになりつつあります。 実際に、太陽光発電所に適した土地の争奪戦が全国的に発生しており、遊休地のニーズは日々高まっていると言えるでしょう。

太陽光発電事業用地の賃貸借料には、明確な相場は存在していないものの、「1㎡あたり年額200円前後」で推移していますが、 近年ではソフトバンクグループのSBエナジー株式会社が「売電金額の3%」という数値を持ち出してから、この賃借料が新たな目安の一つとして扱われています。

これらの価格での前例が出来てしまったため、貸し出すことによって得られる経済的メリットが少なくなっているのが現状です。

ただし、従来よりも太陽光発電システムの市場価格が低下していることから、投資回収に掛かる年月も短くなっているため、 そのことも考慮すると対等な交渉が可能となっているのではないでしょうか。

下図は、固定価格買取制度がスタートしてから建設されたメガソーラーのうち、賃借料が公表されているプロジェクトをピックアップしたもの。