太陽光発電に関する用語だけでなく、土地活用や各法制度に関する用語などもピックアップしていきます。
運用と保守のこと。太陽光発電事業においては、このO&Mが非常に重要な要素となります。
太陽光発電システムはメンテナンスフリーの機器であるとされていますが、これは大きな間違いと言えるでしょう。 特に、太陽光発電事業を行う際には、20年間の長期運用が前提となるため、適切なメンテナンスを行う必要があります。
O&Mの形態には、日々の運営業務から定期検査や保守の全てを委託するものから、定期検査と保守だけの契約、24時間の遠隔監視の契約など、様々なパターンが存在します。 現在ではノウハウを持たない異業種からの参入も多くなっているため、今後O&Mの重要性はより一層高くなると言えるでしょう。
一例として、高圧連系を行っているシステムにおいては、接続している系統に不具合(停電・瞬停)が発生した場合、 自動的に発電システムが解列される(切り離す)仕組みになっています。
家庭用の太陽光発電システムであれば、系統が復旧すると同時に自動的に並列する仕組みになっていますが、 遊休地に設置する太陽光発電システムを始めとした産業用太陽光発電システムは、系統運用の問題上、手動で復旧するように定められています。
解列しているか否かは遠隔監視をしていなければわからないため、適切なO&Mが実施されているかは、 太陽光発電事業の採算性や継続性もO&Mの体制次第で左右されるということがわかります。
関連用語 | 系統 パワーコンディショナ 高圧連系 |
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