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昇圧回路(しょうあつかいろ)

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昇圧回路 太陽光パネルの系統電圧を一定の値まで引き上げる機器のこと。

太陽光発電システムは太陽光パネルを何枚かずつ接続してストリングとし、いくつかのストリングをまとめてそれらの配線を接続箱に接続します。

どのストリングも5枚ずつ、という様に太陽光パネルの枚数が一定であれば基本的にどのストリングも同程度の電圧となるため電力のロスは起こりませんが、 1つのストリングだけが4枚になっている場合などは、他のストリングとは電圧が異なってしまうため、接続箱で単純にまとめてしまうと供給する電力にロスが生まれてしまいます。

この供給ロスを無くすためには、ストリングごとの枚数を一定に揃え、回路ごとの電圧を揃える必要があります。

しかし、設置環境によっては全てのストリングを等しい枚数で組むことが難しい場面も多々あるため、 その場合は設置枚数を数枚減らさないといけないといった問題が出てきます。そこで必要になるのが「昇圧ユニット」です。

昇圧ユニットを用いることで、電圧が揃わないことにより生じるロスを防ぐことができるようになります。 そのため、ストリングごとの枚数をあまり意識せずに設置できるため、無駄なくレイアウトを組むことが可能となるのです。

関連用語 接続箱 架台 パワーコンディショナ
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