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系統連系(けいとうれんけい)

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太陽光発電などの自家発電システムを、電力会社の系統に接続すること。

系統連系 日本国内においては、系統連系を行う場合、発電設備設置者と電気事業者との間で系統連系の条件について個別に協議を行います。 そのため、資源エネルギー庁は協議に必要となる技術基準・要件について定めた「電力品質確保に係る系統連系技術要件ガイドライン」を制定しており、 現在の協議における一つの指標として認識されています。

ガイドラインによると、系統連系には設備容量に応じた区分分けがなされています。
太陽光発電システムにおいては、設備容量50kW未満のシステムは低圧配電線との連系(低圧連系)、50kW以上2メガワット未満のシステムは高圧配電線との連系(高圧連系)、 2メガワット以上のシステムは特別高圧電線路との連系(特高圧連系)を行うように定められており、どの区分で連系を行うかは計画初期で決定される場合がほとんどでしょう。

現在、産業用太陽光発電システムを導入するにあたっての最大のリスクは連系にあると言われており、実際に北海道の一部の地域では既に系統への接続量が限界に達した地域も現れています。

自身が所有する建造物に設置する場合ならまだしも、広大な用地を取得した後に設備容量に制限を掛けられたり連系拒否をされると、事業計画自体を変更する又は断念せざるを得ないのが現状です。

そうしたリスクを避けるためにも、電力会社との連系協議は慎重に行う必要があるでしょう。

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