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風圧荷重(ふうあつかじゅう)

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風によって物体に加わる力のこと。フィールド設置型太陽光発電システムの基礎や架台を設計するにあたって、風圧荷重は重要な要素となります。

遊休地などに設置する太陽光発電システムは、晒されている分余計に風の影響を受けてしまいます。 風に吹き飛ばされないためにも、基礎や架台の重量は非常に重要な要素となってくるため、台風や突風なども考慮して設計しなければなりません。

風圧荷重 JIS C8955によると、風速を34m/secと仮定した場合、傾斜角20度の太陽光アレイに作用する風圧荷重はアレイ1㎡あたり115kgfにも達するといわれています。 アレイの総面積を50㎡とすると、基礎に求められる重量は、115 × 50で5,750kgになるということです。

昨年よりフィールド設置型の発電所が急速に増加していますが、実際にこれだけの風圧荷重を考慮して設計されている設備は多くありません。 実際に「強い台風が発生した際に基礎が持ち上げられた」「架台が歪んだ」という報告がなされています。

今後ますます異常気象の傾向が強まる恐れがあることから、風圧荷重をしっかりと考慮した設計を行っておくことが肝要です。

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