太陽光発電に関する用語だけでなく、土地活用や各法制度に関する用語などもピックアップしていきます。

原野(げんや)

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耕作の方法によらないで雑草やかん木類の生育する土地のことを指し、農地としての利用には適していないなどの理由で放置されている原っぱなどがこれに該当します。

原野 休耕田や耕作を放棄した畑では雑草やかん木類が生い茂り、一見すると原野のように見える場合がありますが、農地であることに変わりは無く原野として取り扱われることはありません。 また、登記上では原野となっていても土地内にみかんの木や柿の木などが一本でも生育している場合は、現況地目を畑と見なすケースもあるため注意が必要です。

従来まで原野は企業の保養所建設用地やリゾート用地などとして、活用する他ない土地とされてきましたが2012年7月に固定価格買取制度がスタートしたことにより、その状況は一変することとなりました。

結論からいうと、原野と太陽光発電事業の相性はこれ以上ない程良いと言えます。 山林のように大量の樹木を伐採する必要もなく、また農地の様に面倒な手続きを行う必要もありません。 どの程度かん木や雑草が生い茂っているかにもよりますが、他の地目よりもスムーズに事業計画を進めることが出来るでしょう。

ただし、その土地が市街化調整区域内や宅地造成工事規制区域内に存する場合は、開発許可や宅地造成に関する工事の許可を受けなければなりません。 また、現況地目が農地となっている場合は、農地転用許可申請の手続きが必要となります。

関連用語 宅地 雑種地 開発許可 市街化調整区域 宅地造成工事規制区域
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