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使用前安全管理審査(しようまえあんぜんかんりしんさ)

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使用前安全管理審査 設備容量2メガワット以上の太陽光発電システムを設置した者が実施した法定事業者検査(使用前自主検査)を、国(または審査機関)が適切に実施されているかを評価する審査のこと。 設置者の自主保安の改善に繋がることを目的として実施されます。

設備容量2メガワット以上のメガソーラーを建設する際には、工事が完了してからまず使用前自主検査を行わなければなりません。 使用前自主検査では、自主検査要領に沿って性能・技術基準と適合しているかどうかの確認を行います。

この自主検査完了後一ヶ月以内に、遅滞なく管轄する産業保安監督部へ安全管理審査の申請を行う必要があります。

使用前安全管理審査は、電気工作物の設置者の安全確保に係る体制等自主保安の取り組み状況を審査し評定するものですが、 これには「システム安全管理審査」と「個別安全管理審査」の2種類の審査方法が存在しています。

システム安全管理審査は、使用前自主検査を行う際に必要となる組織構造、手順、プロセスおよび経営資源などについて、 十分な体制がとられているかを審査するものである一方で、個別安全管理審査は、システム安全管理審査以外のものを指します。

具体的には、技術基準や日本工業規格、民間規格等を参考にしながら検査の方法および判断基準が適切に決定されているか、 また、検査要因や使用する測定器の操作等、試験条件、検査の方法および基準を取りまとめて検査要領が適切に定められているかが評定されます。

安全管理審査の申請時には、電気事業法関連手数料規則に基づく手数料の納付(収入印紙他)が必要となります。 太陽光発電システムの設置及び変更の工事の場合の手数料は、現在のところ168,300円となっています。

関連用語 使用前自主検査 工事計画届出書 メガソーラー 電気工作物
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