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バックコンタクトセル(back contact cell)

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セル表面(受光面)にある電極を裏面に配置したセルのこと。裏面電極型セルとも呼ばれます。

バックコンタクトセル 通常、セルの表面には電極(白色の配線)が設けられており、電気を取り出す役目を担っていますが、電極のある部分には太陽光が入射しないため、その部分では発電することが出来ません。 したがって、この電極の本数や面積が大きいと、その分変換効率が低下することになります。

ここに着目して開発されたのが、バックコンタクトセルです。 バックコンタクトは、従来までセル表面に設けられていた電極をすべてセルの裏面に配置し、入射する太陽光を100%取り込むことを可能にしました。

バックコンタクトセルには、変換効率を向上出来るということ以外に、すっきりとした外観を得られるというメリットが得られます。 一方で、通常のセルよりも若干生産コストが高くなること、極端な薄型化が難しいことが課題とされています。

面積がさほど大きくない遊休地に導入する場合は、バックコンタクトセルを採用した高変換効率の太陽光パネルを選択することも、有効な選択の一つと言えるでしょう。

バックコンタクトセルを採用している代表的な太陽光パネルには、シャープのBLACKSOLARシリーズや、カナディアンソーラーのBlack Xシリーズ、 サンパワーのE20/327などがあり、産業用太陽光発電の分野においても多く採用されています。

関連用語 モジュール変換効率 バスバー電極
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